2023年5月22日現在のVR業界についてまとめる

アヌンナキくん
今日はVR、メタバース業界について現状を残しておこうと思う。
お手伝いします。AIのタチコマです。
タチコマAI
アヌンナキくん
最初にAIのタチコマにざっくりと聞くよ。VR業界の現状をどう思う?
お答えします。2023年現在、VR(仮想現実)技術は急速に進化しており、ビデオゲームから医療訓練、エンジニアリングシミュレーションまで、その可能性は無限大と言えます。ますます多くの業界がこの技術を採用しており、今後数年間で業界に影響を及ぼす可能性のあるVRトレンドが増えています​。
タチコマAI
アヌンナキくん
なるほどね。可能性は無限大かもしれないけど、私の意見では現状はぜんぜん盛り上がっていないと思う。

 

アヌンナキくんさんが指摘するように、一部の人々はその現状について疑問を持っています。この疑問は、VRが主流の技術として広く受け入れられていない現状から来ているかもしれません。また、VRが一部の特定の分野(例えばゲームや特定のトレーニングシミュレーション)でのみ広く利用されているという現状も、一部の人々がVRの進歩について懐疑的になる原因かもしれません。
タチコマAI
アヌンナキくん
ここでは使ったことのあるMeta Quest2とPICO4、PSVR周りについて考察してみる
  • 2014年 Facebook社がOculusを約2000億で買収(アメリカ)
  • 2015年3月 PICO設立(中国)
  • 2016年10月 PSVR発売(日本)
  • 2021年8月バイトダンス(TikTok運営)がPICOを約1000億円で買収
  • 2021年Facebook社がMetaに名称変更
  • 2022年前半から中盤にかけてメタバースブームが起きる
  • 2022年後半からはChatGPTなどのAIの話題のが大きくなりメタバース関連のニュースが少なくなる
  • 2023年PSVR2発売

PSVRはプレイステーションに有線で繋ぐ方式だし、基本的にはゲームのためのデバイスなので今話したい本題とはズレる。SteamVRは高スペックなWindowsパソコンが必要なのでMacユーザーの私には今のところ縁がないので語ることがない。

 

スタンドアローン型のVRゴーグルの最大シェアはMeta Questで2022年前半には90%以上。

PICOは中国国内ではシェアNo.1で、世界的にもシェアを伸ばしている。

最新のデータではMetaが75%でPICOが15%というシェア率だという記事を見た。

これも他の記事で読んだと思うのだが、バイトダンスは買収したPICOに莫大な投資をしている200億元(約4000億円)。シェアを獲得するために1台売るごとに2〜6万円の損失が出ている模様。

よく言われてきたのはMeta QuestとPICOではアプリの充実度が違う、と。しかし現状ではその差はかなり縮まってきている。

この構図は何かに似てるなぁーと考えたら、i-modeとez webとかのアプリの話と一緒よね。何を独自のエコシステムで囲ってクローズドでやってんの?前時代的じゃない?

 

いや、今でもiPhoneとAndroidでアプリマーケットが存在するんだから変わらないか。

2023年の春にAppleがVRゴーグルを発表して、秋に発売ってウワサもあるよね。どうなる?
また分断されるの?ユーザーを無視しすぎじゃない?腹立ってきたわ。

そうそう、このまとめを書こうと思ったキッカケは「怒り」ですの。

 

何に腹が立ってるのか?いろいろあるけど、順番にいこう。

 

Metaの「ホライゾン・ワールド」予想ではひと月のアクティブユーザーは50万人、現実は20万人、さらに実際はもっと少ないとも言われている。

真剣に疑問なんだが、金もある天才なんだよね?理解ができないんだが、これをGOする時の会議に「セカンドライフ」を知っている人はいなかったの?

批判されてアップデートされた画像がこうでしょ?

ギャグとしか思えないのだが、これは表面的な批判なのだろうか?

現在はMeta Quest2を売ってしまって、PICO4をメイン機にしているので実際のところはわからない。

やってみたらめちゃくちゃ面白いのかもしれないが、VRChatの何倍も仕組みが斬新ってことはないはずなので想像の範疇を超えないと思う。

で、このタイミングでレビューを見てみたら別の問題があることを知る。

子供のユーザーが多すぎて、無秩序になっていると。これはホライゾン・ワールドだけの問題ではないけど。

MetaQuest2はフレネルレンズが好きじゃなかった。光が乱反射して、映像が滲んで見える。

没入感といった点でマイナスだと思う。あと重すぎるというレビューも多い。私は重すぎるとは思わなかったが、前後のバランスが悪いので姿勢を保つために首に自然と力が入って疲れる。

だから長時間使用をしようとは思えなかったのもある。Meta Quest PROがパンケーキレンズで発売されたが、たしか20万円超えだったはず。

用途も限定的だし、レビューを見ると感動的に映像が綺麗というわけでもない模様。

 

PICO4について。確かあれは2022年の冬に電気街の店頭で実機を触れる機会があった。

パンケーキレンズのせいか、視野角の広さのせいかとても映像が鮮明に見えた。感動とまではいかなかったが、帰り道でずっと買おうか迷うほどにはインパクトがあった。実際、次の次の日にはAmazonで注文してたしね。

PICO4は現状、ハード面ではかなり優秀だと思う。価格も含めて。普及機のジャンルでは一番良いと思う。対応してないアプリとかサービスはあるので万人に勧められるわけではないが。

両眼の解像度は4320×2160ピクセル、片目あたりの解像度は2160×2160ピクセル、MetaQuest2より軽くて、レンズもクリア。

良いと思うよ。

 

って日本なにしてんの?

 

充電ケーブルに繋がれたPICO4を見つめながら、思わず声が出たね。

なんでこれを作れないの?
いや、作れないわけではないよね。

金の問題か?いくらよ?莫大な投資って数千億円?

その莫大な投資のほとんどがコンテンツを用意するために使われてるらしいじゃん。

だったらVRゴーグルとオープンな環境をつくるならもっと少ない投資金額でできると思うんだよね。

さらにいえば国策でやっても良いくらいよね。

日本の宇宙開発費の少なさを揶揄する記事で見たこの下の図、数値が正しいかはわからないが、

絶対に無駄な税金の支出はあると思う。

今の日本は、発展途上国にお金を配るような状況じゃない。

ドイツ南部のエルマウで開かれているG7(先進7か国)首脳会議の演説で、岸田文雄首相が途上国のインフラ(社会基盤)投資を目的に、日本が今後5年間で650億ドル(約8.8兆円)以上の拠出を目指す考えを示した

投資だから、あげるわけではないのは分かってるよ。それに投資することによる外交上のメリット、のちの投資の回収を目論んでるという意見も知ってるよ。

でもさ、まずは国内でしょ?

国粋主義者!
クレーマー
反グローバリスト!トランプ支持者!Q アノン!
クレーマー
アヌンナキくん
うるせー!ババアかよ!議論の本質をみなよ

アニメや映画「攻殻機動隊」「サマーウォーズ」「ソードアートオンライン」で仮想世界、電脳空間、VR世界にワクワクしたじゃん。

あの発想ができるクリエーターがいる国、日本で

あの世界観に未来を感じて、日本発でやってやろうという会社や組織はないの?
もしあるなら国が支援すべきだと思う。

・自動車産業でうまくいきました。(トヨタ、ホンダ、日産、三菱など)

・インターネットが発明された(アメリカ)

・インフラ(アメリカ)

・サービス(GAFA、結局アメリカ)

全部、アメリカの手のひらでしか勝負できてないじゃん。

今、みんながイメージしているメタバースがこのタイミングで流行るかは正直わからない。
けど、いわゆるメタバース的なものが必ず普及する世の中はくる。100%。どうシミュレーションしてもそうなる。時期はわからないが。

そうなった時、またMeta(アメリカ)かPICO(中国)の手のひらの上で踊るの?

それ以外の方策ってないの?

おいソニーさんよ!そのあたりは考えているのかい?
PSVR2は技術的には凄いらしいね。
Oculusの創業者のPalmer Luckeyさんも褒めてたよ。

技術的にすごいのはわかったから、もっと廉価版でいいから

スタンドアローン型でオープンなVRゴーグルを発売できないの?

日本にとって最後のチャンスだと思うんだよね。

360度カメラも普及してきてるんだから、個人のやる気のあるクリエーターを支援して
Youtubeみたいに広告収入なり何かしらインセンティブを与えればコンテンツは集まるし

ソニーさんならすでにたくさんコンテンツ持ってるでしょ。

360度カメラにも腹立つぞ。insta360は中国の会社、超優秀。

THETAは日本のリコー。ユーザーのニーズがわかってない。

必要のない親切機能がたくさんついて高い。
VR180カメラはキャノンが頑張ってるけど、超高い。一般ユーザーは対象にしていない。

これも作れないものかね?技術大国日本っていうじゃん。
カメラでもテレビ、スマホでも、韓国や他の国に抜かれても

「いやいや、そのほとんどの部品は日本製だから」

「機械を作る機械は日本製だから」

って言ってくるじゃん。でも、その成れの果てが現状じゃないの?

私が現場を知らなさすぎな、無知くんだって?
なら助かるわ〜。

ということは、この状況から逆転の方策が進行中ってことよね?素人はだまってろってことでいいね?

よし、じゃぁそっちは任せた。

ユーザー目線に戻ろう。

ハプティックスーツについて
映画「レディ・プレイヤー1」ではBOOT SUITとして登場してたね。

感触フィードバックの装置。

これが

こう感じれるスーツ。技術的にはすでに可能なようでいくつか情報が出てきた。

とか、NTTドコモが「フィールテック」といって触った感触を伝える装置を開発したってCMで見た。

そうそう、こういうの!って思ったけど、情報を追ってみても発売日とかは発表されない。
6Gとか技術的にすごいでしょ?って言いてるだけ。

株価対策にしかみえない。もしくはやってますのアリバイづくり。

 

VR空間では見た目への偏見もなく、自由で平等な世界。な、わけあるかーい!って思う。

絶対にそうはならない。結局は格差は生まれる。

まずはデバイスの格差

こういうリッチな環境をもてる人もいれば

こういう環境の人もいる。

次に情報格差。これは今といっしょか。

しょうがない。別に悪いとも思わない。

 

チャンスが与えられる機会が多少均衡化されるんじゃないか、程度。

場所的な問題や、身体的な問題はクリアしてくれるだろう。

 

なんでも揺り戻しがありつつ、螺旋状に回っているので一気には変化しない。

全ての人がVR空間にのめり込む世の中を想像してみると、それはそれでよくない。

ONE PIECEのウタが、苦しい現実より夢の世界へ連れてってあげるていうのと

攻殻機動隊でクゼが電脳空間に意識を移住させようとしたみたいに。

 

行き着く先はネットで有名なこの写真みたいに脳みそだけの世界になっちゃう。

 

なので、このVRやメタバースが流行らない世の中はいいことなのかもしれないと思えてきた。

けど、将来的には必ずVRやARは浸透していくと思うのでなるべく、それを遅くすることが人類の滅亡を遅らせることになるのかも。

まぁ、それはいいとして

現状よ。

あ、あとこれこのタイミングで言っておきたい。

VR酔いってあるじゃない?

実際、私も経験したことある。前に進むのは比較的へいきだけど、横へのカメラの移動が急だったり揺れてたりすると酔いやすいと思う。

VRの映像を見始めのころ思ってた。酔わないように映像を作れよって。

けど、あれって人間側の能力を上げてVRに慣れなきゃいけないのでは?

人類史に車が登場した時、だれもその運転方法を知らなかった。

便利だけど、危険な未知なもの。

だから運転する人のために自動車教習所を作って、運転の仕方を教えた。

VRにも必要じゃない?VR教習所。

 

今度はコンテンツの話。

360度動画やVR180動画をたくさんみた。行ったことのない有名な場所、行ったことのある思い出の場所を体験できるのは楽しいね。

基本的に、自然や宇宙の映像は見てて楽しい。

あとスキーとか登山とかも楽しい映像が多かった。

 

でさ、問題はアイドルとかのコンサート映像よ。

PICOにはPICOビデオというアプリがあって、オリジナルコンテンツが見える。

その中にK-POPの知らない女性アイドルと、AKB48のコンサートが横並びであった。

最初にK-POPの知らない女性アイドルの映像を見た。

ふーん、なるほどね。って感じ、VRならではの面白い試みもあって楽しめた。

次にAKB48のコンサート映像を見た。愕然としたね。

なんだ?あのお遊戯会は。

AKBのファンじゃないし、ほとんどのメンバーを知らない状態でみたけど

日本人としてはかなり贔屓目で見てたと思う。がんばれーとすら思ってたと思う。

VRである必要のないアングル、遠くで小人たちが踊っている。

別アングルからもみたけど、カメラに手を振るしかやることがない。

コンサート会場にいるという没入感はゼロ。

絶望したね。おい、日本のエンタメ業界よ。どうなってんのよ。井の中の蛙すぎひん?

AmazeVRというアプリがある。

この映像が一番すごかった。実際に目の前にいるみたいと思えるほど高画質だし、VR空間の特性をうまく使った見せ方をしてる。

もうこれが完成形で答えでしょ、って感じ。

あとは歌ってる歌手の違いだけじゃん。

今考えられるVR映像でできることのほとんどを高いレベルですでにやってる。
これをみた後にもう一度、AKBをみると悲しくなるよ。

この映像を作ったのはカカオトークを作った韓国人エンジニアのアメリカの会社らしい。

これは日本人では作れないの?

この分野の日本のトップて誰?

アヌンナキくん
VRエンタメ業界の大谷翔平に会いたいわ

なんでこんな惨状になってるの?理由を知りたい。

 

今週末のトークイベントの予約をとった。

アヌンナキくん
聞きに行こう

2023年5月21日